薄毛、すなわちAGAの本質的な原因とは一体何なのだろうか。詳しく説明しよう。

若くして薄毛に悩む人もいれば、年齢を重ねてもフサフサしている人もいて、不公平な世の中だと感じる人もいるかもしれません。

どんなに顔がイケメンであろうと、髪の毛がさびしいというだけで女性からの評価は下がってしまいます。

ここでは、薄毛の主な原因を解説していきます。

自分で解決できるものもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

血行不良

血行不良は頭痛や肩こり、手足の冷えなど様々な体の不調をきたすだけでなく、髪の育成にも悪い影響を及ぼします。

酸素や栄養は血液によって全身に運ばれますが、頭皮の血行が悪ければ必要な栄養が毛母細胞(髪の毛を生やす細胞)まで届かなくなります。

そうなると健康な髪が育ちにくく、髪の毛は細く弱っていってしまうのです。

では、頭皮の血行不良を引き起こす要因にはどのようなものがあるのでしょうか。

ひとつには、現代人ならではの長時間のデスクワークやインターネットの使用が挙げられます。

一日中同じ姿勢でいることが多かったり、パソコンやスマートフォンの画面を見続けて目を酷使しているなどそういった日常の行動から頭皮の筋肉は硬くなって血行不良を招くのです。

過度なストレスも血行不良につながる恐れがあります。

ストレスは自律神経に影響を与えるため、血管が収縮して血流が悪くなってしまうからです。

原因がわかったところで、自分の頭皮が血行不良ではないかと気になるのではないでしょうか。

簡単にチェックする方法がありますので、試してみましょう。

ボールを掴むような感覚で、頭皮をぐいっと手で掴みます。

「痛みがある」「ほとんど感触がない」「頭皮をつかんだまま動かしてもあまり動かない」これらのうち一つでも当てはまるなら血行不良の可能性があります。

男性ホルモンの影響

男性ホルモン自体は悪いものではありません。

しかし、男性ホルモン(テストステロン)は「5αリダクターゼ」という酵素と結びつくことによって、薄毛に影響を及ぼすDHT(ジヒドロテストステロン)へと変化します。

DHTは毛母細胞を萎縮させて髪の成長を妨げると考えられています。

成人男性に多くみられるAGA(男性型脱毛症)の主な原因となっているのがこのDHTです。

AGAになると毛髪が成長する前に抜けてしまうため、薄毛が目立つようになります。

体質的にDHTが作られやすい人、ホルモンの情報を受け取る受容体の感度が高い人はAGAになる確率が高いようです。

頭皮環境

頭皮環境も髪の成育に大きく関与しています。

頭皮が炎症していたり、フケがたまっていたり、皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まっているなどこのように頭皮環境が悪いせいで髪が抜けてしまうこともあります。

薄毛うんぬんの前にフケが目立つ人や頭皮が脂ぎっている人は、不潔な印象を周囲に与えます。

女性は特に細かい部分までチェックしていますから、不潔な人はそれだけで敬遠されるでしょう。

薄毛にならないためにも、周囲を不快にさせないためにも、最低限の身だしなみとして頭皮を清潔に保つことが大切です。

それでは、頭皮環境を乱す主な原因について詳しくみていきましょう。

強すぎる力で洗髪をしている、刺激の強いシャンプーや整髪料を使用している、カラーリングやパーマを頻繁にしている、油ものの食べ過ぎによる皮脂の過剰分泌、この中で思い当たる項目があった方は要注意です。

とにかく頭皮を清潔にして刺激を与えないことが一番の解決策です。

刺激の少ないシャンプーに変えて、優しく指の腹で洗うようにするなどいつも意識せずにやっている行動や習慣を見直すだけで頭皮環境は改善されます。

食生活の乱れ

髪の毛も身体を構成する一部分ですから、食生活の乱れは当然薄毛にも影響します。

健康な髪の毛を生やすためにはタンパク質やビタミン、ミネラルを含むバランスの良い食事が必要不可欠です。

コンビニ食や外食が多いという人は、特に注意したほうが良いでしょう。

また、髪の育成を促進するビタミンやミネラルは自炊をして食生活に気をつけていても十分に摂れない場合があります。

普段の食事だけでは栄養不足かもしれないと思う人は、サプリメントなどで補うという方法も効果的です。

塩分や油分の取りすぎは皮膚が脂ぎってベトベトになり、頭皮の毛穴がつまるなど頭皮環境の乱れにつながります。

また、食品添加物の取りすぎは血行を悪化させる恐れがあるとも言われています。

冒頭でも述べましたが、血行不良は髪の育成に悪影響を及ぼします。

そのため、ラーメンや揚げ物、ファストフード、スナック菓子といった食べ物はできるだけ控えた方が良いでしょう。

過度な飲酒も良くありません。

アルコール飲料はDHTを増やしてしまうからです。

また、アルコールを分解するのに大量のアミノ酸が消費されます。

アミノ酸は髪の成長に必要な栄養素ですから、髪が栄養不足に陥いる原因になります。

そして、飲酒による食欲増進効果も危険です。

普段よりも食が進み、ついつい油っぽいものも食べ過ぎてしまいます。

遺伝によるもの

遺伝に関しては賛否両論ありますが、まったく関係ないとは言い切れないのではないでしょうか。

現に「親父も祖父もハゲてるから、俺も将来ハゲるかもしれない」といった会話をよく耳にしますよね。

薄毛の家系だからといって必ずしも薄毛になるとは限りませんが、遺伝によって薄毛になりやすい体質が受け継がれる可能性はあります。

例えば、AGAの原因は遺伝によるものが約25%だと考えられています。もちろん最終兵器である自毛植毛を受ければ、AGAであろうとハゲの宿命から開放されるわけですが。笑

DHTを生成する「5αリダクターゼ」の分泌量は、両親のどちらからも遺伝する可能性があるようです。

また、薄毛は両親からではなく、母方の祖父からの隔世遺伝であるとも言われています。

母方の祖父が薄毛の場合は注意しておいたほうが良いかもしれません。

遺伝の影響が気になるという人は、男性ホルモンの影響を受けやすい体質かどうか、男性ホルモンを受け取る受容体の遺伝子を調べてもらうのもおすすめです。